2018年6月25日月曜日

第七回横乗日本映画祭プレミアム上映@イオンシネマ徳島

おはようございます。
今日は1つ、今週末のイベントのご紹介を。

横乗日本映画祭が徳島で開催されます!


詳細↓(横乗日本映画祭公式サイトより抜粋)


公開日時:2018年6月30日(土) ※1日のみ 
上映時間:20:00より上映開始 
チケット販売開始 2018年6月23日(土)イオンシネマ徳島 
鑑賞料金 
一般 :1500円 
高校生以下:1000円 
障害者割引:1000円 
注意事項 
※障害者割引の方は、付き添いの方2名様まで1作品、お一人様 1000円でご覧いただけます。 
(入場時に障害者手帳をご提示ください) 
※各種割引サービスデー料金は対象外となります。 
<特別割引クーポン> 
横乗日本映画祭 公式アプリをダウンロードして頂くと特典がございます!
 映画鑑賞料金+1ドリンクで1500円! 
<クーポンご利用方法>
・横乗日本映画祭のチケットと一緒に、このクーポン画面を飲食売店スタッフにお見せ下さい。 
・お好きなお飲み物(ソフトドリンクorビールorハイボールいずれか1つ)をお渡しさせていただきます。 
 ※フレーバーソーダ、ホットドリンクは対象外となります。

四国では初開催となる本映画祭、
私も当日開催予定のトークショーに参加させていただきます。
徳島で開催する意義のある、素晴らしい日になる予感がしています。
是非皆様今週末はご家族ご友人をお誘いの上、お越しください!


minami.

2018年6月22日金曜日

【レポート】Surf, sea and sustainability: A public seminar on the science and culture of riding waves

こんばんは。
昨日和歌山大学にてセミナー「Surf, sea and sustainability: A public seminar on the science and culture of riding waves」にスピーカーとして参加させていただきました。
当日は生憎のお天気でしたが学外からも多くお越しくださり、セミナーとして、そして共有の場として最高な場となったと思います。

今回のセミナーは日本において海と共生していくために私たちができることを考え、意見を交換する機会となることが目的でした。
サーフィンを用いた地域との関わり方について大学で意見交換ができるなんて、全国的に見ても、世界的に見ても非常に稀、かつ先進的な取り組みだと思います。
今回スピーカーとしてお話しする機会をいただき、私自身参加者の皆さんと共に再度海について考えることができ、非常に有意義な時間となりました。

今回は「徳島文化としてのサーフィン」という題目のもと、修士課程で研究したサーフィンツーリズムを用いた地域活性化について、
調査結果を踏まえて徳島県南部の現状やサーフィンに期待できること、そして課題についてお話しさせていただきました。



徳島の文化としてサーフィンが今後地域に根付き共生していくためには、私たちサーファーがまず自分たちの立ち位置を客観視し、そして自ら地域に歩み寄る姿勢を持つことが非常に大切で、
参加者の皆さんとの意見交換を経てこれらの重要性を私自身も再認識した非常に学び多い夜でした。
徳島大学には徳島大学サーフィン部がありますが、和歌山大学にも最近サーフィンサークルができたそうで、彼らが地域とサーフィンをより良い形で繋いでいってくれることを期待したいと思います。

またスピーカーとして登壇された楠部先生の海洋環境についてのお話も非常に興味深く、
海から恩恵を受けているひとりとして、マイクロプラスチックをはじめとする汚染問題について更に勉強するべきだと改めて痛感する、素晴らしいお話でした。
多くの生分解性プラスチックが陸上の微生物によってしか分解されないお話には、はっとさせられました。
まだまだ知るべき、勉強するべきことはあまた数ありそうです。

また講演の後にはパタゴニア制作『FISHPEOPLE』上映会があり、より深く海との関係性に関して個々が考えられる機会となっていました。
本当に、何回観ても海と生き方について考えさせられる、良作です。
まだ観られていない方は こちら から詳細をご確認下さい。

最後になりましたが今回のセミナーのお話をくださったアダム先生をはじめ、和歌山大学の先生方には心より感謝申し上げます。
3月のジョグジャカルタでの学会をご一緒させていただいたことが契機となって今回このような貴重な場に呼んでいただき、改めて本当に幸せな環境に居られることを嬉しく思います。
これからもご指導ご鞭撻のほどお願いします。


これからこのようなセミナーが各地で開催され、サーフィンがより議論されより発展していくことを期待しています。



minami.



2018年6月5日火曜日

【講演のご案内】Surf, sea and sustainability: A public seminar on the science and culture of riding waves@和歌山大学

こんばんは。
いよいよ今日から梅雨らしいお天気に突入した徳島です。
南うねりにも期待できるこの時期。
先々週には生見サーフィンビーチで四国の右下サーフィンゲームズが、今週末には東洋町杯が開催され、いよいよシーズンインの雰囲気です。
今週末は全国から集まる選手の勇姿を見に是非生見にお越しください!

さて今日はタイトルにもあります、講演のご案内です。
2018年6月20日(水)に和歌山大学にて開催されます、海と人との共生について考えるセミナー
"Surf, sea and sustainability: A public seminar on the science and culture of riding waves"にて
「徳島文化としてのサーフィン」と題してお話をさせていただきます。



私の研究と経験を基として、サーフィンを介した海と人との共生の提案の機会、そして皆様と一緒に考える契機とできるよう努めたいと思います。

講演は和歌山工業高校専門学校の楠部先生とご一緒させていただく予定です。
また講演の後にはPatagonia制作映画「FISHPEOPLE」が上映予定です。
普段海が身近でない方々にも、サーフィン等を通して海洋国日本における個々の海との関わり方について再度考えていただける好機となれば本当に嬉しいです。

国立大学で開催されるサーフィンや海に特化したこのようなイベントは大変珍しいと思いますし、私もいち参加者としてもとても楽しみにしています。
今年3月インドネシア・ジョグジャカルタでの学会では和歌山大学のアダム先生はじめ多くの先生方、学生の皆さんにお世話になりました。
今回お誘いいただきこのような素晴らしい場で講演をさせていただく機会をいただけたこと、本当に光栄に思います。
ジョグジャカルタでは各国のサーフィン関連研究の実態に驚くと同時にいかに日本のサーフシーンがアカデミックな場においては発展途上であるかを実感し、危機感を抱きました。
今回のイベントが日本におけるサーフィンの新たな分野へ踏み入る一歩になるような気がしています。
サーフィンが、実は色々な顔を持つ適応力のあるスポーツであることを広く知っていただく機会となれば至高ですね。

イベント詳細については こちら からご確認下さい。
事前の申し込み、参加費は不要ですので皆様是非お気軽にお越しください。

では今週も素晴らしい1週間になりますように!


minami.

2018年6月2日土曜日

Vanuatu滞在記 その三 タンナ島火山編

大分久しぶりの投稿になってしまいましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
四国は例年より大分早めの梅雨入りで、海水温の上昇も例年より速度が遅く、その乱れには少し心配してしまいます。
今年は台風も多い予報で良いスウェルには期待できそうですが、これ以上異常気象は増えて欲しくないですね。

さて先日のバヌアツ・エファテ島編では素晴らしいポイントでの大会を終え、
無事にバヌアツの皆さんへのボード贈呈も終えました。
そして今後ボード贈呈プロジェクトの対象地であるタンナ島へ、大会終了後に訪れてきました。
そこであった色々なことを、ここではタンナ島編として記事とします。

エファテ島から飛行機で1時間弱。
飛行機に乗り込む人々は皆、両手に大荷物を抱えて自分たちの島へ帰るようでした。
日用品を沢山持ち込む様子を見て、ものに溢れた日本で住む感覚故か、少し不安になってしまいましたが、
実際タンナ島は、素晴らしい「もの」に溢れた豊かな島でした。

到着した空港は道の駅ぐらいのミニマムサイズで、受託手荷物は大きな窓?枠?からぽーんと手渡しされます。笑
そこで現地に滞在している中村ファミリーに出迎えてもらいます。
タンナ島では中村ご夫妻に大変お世話になりました。

到着後わかったことが2つ。
1つ目は、前日までの大雨でサーフポイントまでの道が通れないかもしれないとのこと。
2つ目は、最初の目的地であるヤスール火山までがもの凄い悪路だということ。
どちらにしてももう行くしかない私たち!

到着後は中村さんが用意して下さった2日分の食糧と日用品を4WDに詰め込み、
(私たちにとっては)未知なる場所を探してまずは世界的に有名なヤスール火山に向かいました。
ヤスール火山は活火山で、世界一近距離で噴火口を見られる場所として有名です。
それ故、別名「世界一危険な観光地」とも言われています。

ここに辿り着くまでに約4時間、上下左右に揺られ揺られ、ここは無重力空間かとつっこむくらいには車内で飛び跳ねました。笑
道のほとんどが舗装されておらず、雨のせいで道の半分以上がえぐられている箇所もありました。
ちなみに酔いとの戦いだったため悪路の写真はあまりありません。笑


ヤスール火山のふもとに到着したところ、「ドーンッ」と大きな音と揺れと共にすぐ頭の上の火口から石がぽーんっと飛び出してくる様子が見えました、、恐怖。


そして、やはり雨の影響で近くのポイントまでは行けないということでその日のサーフィンは断念し、その日の宿であるツリーハウスに向かいます。
ツリーハウスに宿泊というだけでも貴重な体験なのですが、その素晴らしさは夜になるとより分かりました。
なんと部屋からヤスール火山の様子を見ることができるのです。
遠くに赤々と燃える火山に、ジュラ紀を彷彿とさせました。


実際に噴火口間近で見る活火山は、怖かったです。
でもそれと同時に自然が生み出す美しさとはこういうことなのだとも感じました。
また蟻地獄のような噴火口付近に柵は無く、世界一危険な観光地と称される理由がわかりました。
噴火口を上から覗くと、赤いマグマが見え、ドーンという大きな音と地響きと共に大きな火山弾がぽんぽん投げ出されてきます。
バヌアツに来ることがなければあの風景を見ることはなかったと思うと、私が生きているのは地球規模で見るとほんの僅かな環境でありコミュニティであり、
その枠外のものやことを見ることをしないというのはなんて面白みのないことなのだろうとも思いました。
本当に、一生心に残る「赤」をこの目に焼き付けてきました。



ちなみに噴火口までの20分ほどの道も、雨の影響で土がえぐられていたせいで道無き道を進むこととなり、結果荷台に載せられた私たちは何度も滑落を覚悟しました。笑
でもその移動中に世界一周をする日本人女性や、私たちが最初にサーフィンしたパンゴビーチの近くで学校の先生をしているオーストラリア人のご夫婦など
沢山の素敵な出会いがあったので、あのスリリングな道中も悪くなかったなと今となれば思います。笑

「はじめて」ばかりのタンナ島火山編でした。
本当はこの分量でサーフィンのことも、学校訪問のこともまとめる予定だったのですが、
皆さんに伝えたい詳細情報が多すぎて、すみません分割させていただきます。
割愛ではありませんのでどうぞ次回以降の記事もお楽しみください。

それでは皆さん素敵な週末をお過ごしください。


minami.