2018年3月24日土曜日

【ご報告】徳島大学大学院総合科学教育部地域科学専攻修士課程を修了しました

こんばんは。
今日は春の日和で心地良い1日でしたね。
同じような春の陽気に包まれた昨日3月23日、徳島大学大学院総合科学教育部地域科学専攻の博士前期課程を修了し、修士の学位を取得しましたことをここにご報告させていただきます。


また身に余る名誉ですが、この度「渭水会会長賞」、「優秀学生賞」をいただきました。


自分なりにサーフィンと研究の両立をこの学生生活における目標として駆け抜けてきたこともあり、この様な最高な形で評価していただいたことを本当に幸せに思います。

また修士論文「サーフィンツーリズムを活かした地域活性化策の課題 〜東洋町生見海岸の地域デザインを事例に〜」は今後一般公開される予定ですので、また改めてご案内させていただきます。

振り返れば6年前。
徳島大学総合科学部に入学し、英語教育をはじめとする様々な学問に触れる機会を沢山得てきました。
在校生に見間違われて新歓のビラを1枚も配られなかった入学直後、派手な茶髪にびびられたのも今では良い思い出です。笑
2年次には有志とと共に「徳島大学サーフィンクラブ」を立ち上げ、3年次には大学公認の「徳島大学サーフィン部」として、本当に素晴らしい部員の皆さんと海でも学校でも素敵な時間を過ごしました。


後輩たちが追いコンを開催してくれて、顧問の佐原先生デザインの記念品までいただいて。
あなたたちは私の誇りです。


自分が個人スポーツとして競技としてやってきたサーフィンを通して人の繋がりを実感し仲間ができたことは、私にとって新たなサーフィンの可能性を知る契機となりました。
4年次の教育実習では先生と呼ばれる立場を経験し、教育現場や現状について身をもって学ぶことができ、そして成長することができたと感じています。
またTEDxTokushimaUにもスピーカーとして登壇させていただく機会もいただき、本当に有意義な時間を過ごしてきました。

そして大学院に進学し、この日を迎えました。
大学院では「サーフィンを用いた地域活性化を研究したい!」という想いだけを持ってスポーツ社会学研究室の門を叩いた私ですが、
それまでは英語教育の分野が専門であったためスポーツに関する知識については実経験を除いてはほぼ皆無でした。
そんな私をあたたかく根気強くご指導くださった佐藤先生には本当に感謝しています。
試合を含め課外活動にもご理解を示してくださり、私がプロ活動と研究を両立できる環境を作ってくださりました。
ご迷惑をおかけすることも多々ありましたが、先生、そしてゼミの先輩後輩と一緒に研究活動をはじめ大学院生活を過ごすことができ本当に幸せでした。


6年間を通してプロ活動と学校生活を両立していたため授業を欠席しなければならない日もありました。
両立が実現可能であったのは、徳島大学の理解ある先生方のおかげでした。
先生方のご理解とご支援があって今の私が居ると断言できます。

私がこの6年間を通して学んだことは本当に沢山あります。
専門知識は勿論ですが、先生方、友人、先輩後輩をはじめとする人との繋がり、絆を構築できたことは私の人生において最高の財産になりました。
こんなにも穏やかで幸せな気持ちで学生生活を終えられる私は、本当に幸せ者です。
お世話になった皆々様、本当にありがとうございました。
引き続きこれからも末永く宜しくお願いします。

そして最後に、予定より長くなってしまった学生としての私を側で支えて応援してくれた両親にはこれからゆっくり恩返ししていきたいと思います。
私の想いを最優先してくれて、最高の環境で学生としてツアーに参戦し、研究活動ができたのは、理解ある両親の支援があったからです。
学び成長できる機会を本当にありがとうございました。

さてこれからは社会人として、サーフィン普及活動、教育活動に努めたいと考えています。
そしてプロサーファーとしても常に努力していきたいと思います。
加えて個人事業の展開などチャレンジしていきたいことは沢山あるので、また今後の活動に関しても応援していただければ嬉しいです。

大袈裟ではありますが、私がこんなにも有意義な人生を送ることができているのはサーフィンと出会えたから。
だからこれからの長い人生、サーフィンに恩返ししていくというテーマは変わらずに、武知実波らしく、私にしか進めない道を一歩ずつ確実に歩んでいきます。

修了に至るまで多大なるご支援を本当にありがとうございました。
どうぞ今後ともあたたかいご声援をいただければ幸いです。
ありがとうございました。


minami.

2018年3月17日土曜日

インタースタイルコラム 『第2回 教育とサーフィン』

おはようございます。
夏を感じる陽気に安心したら雨が降って寒くなり、まだ少し油断できない気候ですね。
さて今日は現在寄稿させていただいているインタースタイルコラムにて『第2回 教育とサーフィン』が公開されています。
以下のリンクからご確認ください。
https://www.interstyle.jp/news/column_detail.php?id=89

今回は自身が学んで来たこと、教育現場から学んだことなど、学生の立場でアウトプットするような内容です。
是非読者の皆さまにとってもサーフィンが持つ可能性のひとつとして、教育への有効的な導入について考える機会となれば幸いです。

では皆さま素敵な週末を。


minami.

2018年3月11日日曜日

【レポート】Blue the Kaiyo fes.2018

こんばんは。
今日は3.11。東日本大震災からもう7年が経つそうです。
高校生のときにテレビ越しに見た津波の映像が今でも忘れられません。
普段から自然に対する畏怖の念はありましたが、あのときほどそれが想像を絶するものであると実感した日はありません。
自然災害を食い止めることは難しいとは思いますが、あの日の経験を決して今後無駄にしないように、南海トラフ地震を今後経験するであろう私たちは肝に銘じておかないといけないと今改めて思います。

さて今日は昨日海陽町にて開催されたBlue the Kaiyo fes.2018の様子を記録したいと思います。
前日の春一番のような大荒れとは打って変わって晴天であった昨日。
まぜのおかにて初めての実施となるBlue the Kaiyo fes.2018が開催されました。
このイベントは地元住民の方々とサーファーとの交流の場となることが目的であり、サーフィンを用いた地域活性化を見据えた画期的なイベントでした。

その内のひとつの催しであった「サーフタウンサミット」にパネリストとして登壇させていただきました。



開催地である徳島県海陽町、生見サーフィンビーチを擁する高知県東洋町の代表者に加え、サーフィンを用いた地域活性化実施の先進地域である千葉県一宮町、宮崎県日向市の行政関係者の方々、議員の方がはるばる徳島までお越しくださり、
各地のサーフィンを地域活性に向けた取り組みや経済効果について意見交換をする貴重な場となりました。
一宮町も日向市もサーフィンに対して理解があることはもちろんですが、私は地のサーファーの皆さんが各地の行政の方々と連携して「サーフィンで盛り上げていこう!」とひとつの方向を向いていることにヒントを見出した気がします。

また私は今回徳島大学サーフィン部の代表として参加させていただいたのですが、やはり私たち若い世代から変えていく意識を持っていくことが求められていること、
そしてサーフィンがオリンピック後にも引き続いてスポーツとして認められていくためには、制度の整備、すなわち国体競技への昇華が不可欠であるとお話しさせていただきました。
サーフィンを用いた活性化を達成するため、私たちができることは多いとその可能性を感じられる非常に有意義な時間となりました。

またその他にもパタゴニア制作映画『FISHPEOPLE』の上映会、やさか連の阿波踊り、音楽ライブなど、本当に盛り沢山で、
また各地からサーファーをはじめ、地元の方も参加してくださり、大変有意義な場になったと思います。
(パタゴニアサーフ大阪の皆さんも参加してくださりました!)



今後もこういったサーフタウンサミットを徳島はもちろん各地で開催していき、サーフィンが地域に与えることのできる正の影響を発信していけたら素敵だなと思います。
海の脅威も美しさも知っている私たちだからこそできることがあると信じて、また今日を境に自然に対して、身の回りに対して思いを馳せていきたいと思います。


minami.

2018年3月10日土曜日

【学会】Critical Tourism Studies-Asia Pacific

こんばんは。
ああようやくブログが書ける!!!笑
先日のブログでも少し言及したTrip without Surfboardsについてです。

今回の学会は実は私にとって初めての国際学会でした。
サーフィンツーリズム等を研究されている和歌山大学の先生にお誘いいただいたのがきっかけでした。

私が今回参加したインドネシアのジョグジャカルタで開催されたCritical Tourism Studies-Asia Pacificは、発表者が総計120名ほどにもなる学会で、ツーリズムをはじめとする広い分野に関する学会でした。
主に2日開催で、午前中は基調講演、そして午後からは各分野の部屋に分かれての発表でした。
私は初日の"Surfing tourism"分野のトップバッター。多分今年一緊張しました。笑



機材トラブルに見舞われたものの、なんとか発表を終えることができました。
自身の研究のプレゼンを英語でかつ短時間で行うことは大変難しく、事前練習時期も不安でしかたなかったですが、
実際に発表を終えてみると、時間が短かっただけに全ての概要を発表できなかったことは残念ですがとても良い経験となりました。

なにより世界中からサーフィンツーリズムやサーフィンにまつわる研究をしている研究者が集うあの場に参加できたことを本当に幸せに思います。
サーフィンがアカデミックな場で真剣に語られる、本当に良い時代に生まれたと思いました。
これをマイノリティ分野で置いておくか発展させるかは今後の私たち次第で、ただひとつ、サーフィンには可能性があることを確実に今回の学会で感じました。
改めて、私が研究テーマにサーフィンを置くことに固執した理由を再認識しました。
それはサーフィンの有用性をできるだけ広く公平に、そして強い理由を持って世に伝えたかったから。あなたにサーフィンの可能性を考えて信じて行動して欲しいからです。
そのモチベーションとなりうる基盤がつくりたかった。それこそ私にとっての研究であり、学生生活そのものです。

それを今回しっかりと感じて考えられた、本当に幸せな経験をさせてもらえました。

また帰国日となる3日目は世界遺産のボロブドゥール寺院遺跡群にも行ってきました。
朝日を見るツアーで、それはもうこの世のものとは思えないくらい美しいものでした。
やはり良いものを見るのは感性が磨かれていいものですね。浄化されました。



そして今回初対面の私を暖かく迎え入れて下さった和歌山大学のアダム先生をはじめ、皆さんには本当に感謝しています。
同学年でサーフィン研究をしているマキちゃんにも出会うことができ、本当に何物にも替えられない一生物の経験が沢山増えました。




また大好きな先生も増えて、きっとこれからも人との繋がりは失われることはなくて、絶対的に必要で大切なものだと改めて思いました。

今回の学会に伴うトリップは、私の人生に(良い意味で)ショックと幸せを与えてくれた必要不可欠な、きっと何年先も思い返すような大切な体験でした。
出会った皆様との絆を今後も大切にして、学んだことを生かしていきたいと思います。
お世話になった皆様本当にありがとうございました。


では皆様素敵な週末をお過ごし下さい。


minami.

2018年3月3日土曜日

インタースタイル コラム 『第1回 私とサーフィン』

こんにちは。
突然ですが私は今インドネシアはジャカルタに来ています。
最終目的地はジョグジャカルタで、明日研究発表をしてきます。
初めての国際学会で世界各国から120名ほど先生方と学生が集うそうで、非常に緊張していますが、大変貴重な体験なのでとても楽しみです。

さて今日はひとつお知らせがあります。
今月から来月、4回にわたって、インタースタイルさんのコラムを書かせていただくこととなりました。


第一回は一昨日更新されており、こちら から、もしくは以下のURLからご覧いただけます。
https://www.interstyle.jp/news/column_detail.php?id=86

初回のタイトルは『私とサーフィン』
原点に帰ってサーフィンを捉え、自分自身とサーフィンの関係について考えてみました。
今後回が進むごとに、学んできた教育、地域活性化とサーフィンとの関係性について、未熟な知識ではありますが、
自分の見解をシェアさせていただければと考えています。

今回のコラムをきっかけに、1人でも多くの方がサーフィンのこれからやご自身とサーフィンとの関係を再考していただく機会となれば本望です。

今後の配信予定は、第2回 3/14(水)、第3回 4/4(水)、第4回 4/18(水)になります。
是非お手すきの際にお読み下さい。

では学会発表頑張ってきます!
今回のtrip(without surfboards)の模様もまた更新したいと思います!
それでは、また。

minami.